CASE STUDY

事例紹介

2020.10.13

福岡県立小倉高等学校 SDGs学習受入れ

小倉高校の見学イベント

SDGsについて学ぶ授業の一環として、福岡県立小倉高等学校(以下 小倉高校)の生徒が九州ヒューマンメディア創造センターを来訪しました。
今回「北九州市の課題を発見し、高校生の目線で解決策を考察する」という学習テーマのもと、座学・見学・グループディスカッションを通して「KAMIKURU」プロジェクトに取り組まれた内容をご紹介します。

まずは、工業都市から環境先進都市へと歩んできた北九州市の歴史と、今後どのような進化を目指しているのかについて、八幡東田まちづくり連絡会会長の網岡氏からお話いただきました。

網岡氏より、北九州市の歩みを説明

2015年に「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、ユネスコの世界遺産に登録された官営八幡製鐵所関連資産を有する北九州市。日本の産業革命発祥の地として、近代化の礎となった北九州市ですが、現在もまた、国が選定した「SDGs未来都市」として、世界に先駆けてSDGsとグリーン革命実現の地へと進化を目指す、新たな革命の途上にあります。その取り組みの一つとして、八幡東田地区で行われた、持続可能なまちづくりが地域を活性化する「北九州スマートコミュニティ創造事業」に関するお話や、これらの活動を通じて、北九州市全体で約8千人の新規雇用を創出していることを解説いただきました。

網岡氏のお話に続き、エプソンからは創業時からの環境理念や活動の歩み、2050年に向けた環境ビジョンの紹介がありました。今回の「KAMIKURU」プロジェクトは、北九州市とともに歩む「持続可能な社会」への貢献に繋がる活動であること、具体的には、北九州市が掲げるSDGs戦略の3つの柱である「環境」「経済」「社会」に向けて、「KAMIKURU」プロジェクトでは、古紙のリサイクルによる紙資源循環、多様な雇用機会創出、将来世代人財への学習機会提供という側面で貢献していくことを目指していくというお話でした。これら2つのレクチャーに、生徒たちは真剣な様子で聞き入っていました。

エプソンが取り組む環境活動も紹介

北九州市が目指す進化を学んだ生徒たちは、新たな紙を生み出す「乾式オフィス製紙機PaperLab」で実際に使用済み用紙から再生紙を作ってみることを体験。使用済み用紙を投入してからたった数分(約3分)で再生(注)されることに感動した様子でした。

(注)90g/m2 A4サイズの場合

現場でPaperLabに触れながら、
使用済み用紙からの再生過程を体感

PaperLabは、プリンターを通じて紙と深く関わってきたエプソンが、紙という限りある資源のサイクルを変えるべく2015年に開発しました。
PaperLabは大量の水を使わずに(注)、再生紙を作成できる為、水や木材資源を大きく節約でき、また、小さなサイクルで循環させることにより輸送にかかるCO2を削減し、環境負荷の低減に繋がります。

(注)機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。

障がいのある方たちの作業現場を実際に見学

続いて生徒たちが見学したのは、NPO法人「わくわーく」の作業内容。地域コミュニティ活動や、障がい福祉サービス事業所を運営するNPO団体「わくわーく」では、障がいのある方たちが、回収された古紙の分別・整理を一つ一つ丁寧に行なっています。

このような新たな雇用を生み出し、場所、もの、こと、人とのつながりを作りだす活動を行う「わくわーく」。その運営に携わる方による現場のリアルなお話は、生徒たちに普段の授業とはまた違う刺激を受けた様子が感じられました。

最後に、北九州市におけるSDGsに関するさまざまな活動について学んだこの日の集大成として、これらの取り組みをよりいっそう広げていくためにできることをグループごとに考え、発表するワークショップを行いました。「どうしたら活動を認知してくれるか?」「どうやったら持続可能な活動になるか?」「地域の人たちを巻き込めるためには?」と、生徒一人ひとりが自分事として考えるよい機会となったようです。

「KAMIKURU」プロジェクトの課題・対策の議論を通じて、
地域への貢献を真剣に検討する生徒たち

生徒たち自身がPaperLabで作成した再生紙による「学習完了証」を参加者全員が受け取り、SDGs学習は終了しました。

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「KAMIKURU」事務局
(紙の循環から始める地域共創プロジェクト事務局)

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エプソン販売株式会社

電話:03-5919-5211(代表)